レーシック手術の種類-エピレーシック・ウェーブフロントレーシック
まず、手術の手順について
3 エビレーシック
目の洗浄・消毒後、点眼麻酔→まぶたを開いて固定する→角膜上皮にマーキングをする→エピケラトームで、角膜上皮にフラップを形成する→フラップをめくる→角膜にエキシマレーザーを照射することで、角膜の屈折力を調整→洗浄、消毒後、フラップを元に戻す→上皮細胞保護のために、治療用コンタクトレンズを装用する→30分程度の安静の後、再診により問題がなければそのまま帰宅可能。
4 ウェーブフロントレーシック
ウェーブフロントとは、眼球の細かな凹凸情報を捉えたもので、人それぞれに特有のものですが、このデータを元に今まで解析不能であったごく細かい不正乱視をも矯正できるようになりました。これがウェーブフロントレーシックです。手術の手順は上のそれぞれとほぼ同じですが、ご自分の症状に応じてのプログラムが作成されるところが特別なところです。
特徴
3 エビレーシック
エキシマレーザーを角膜に照射して屈折を矯正する視力回復手術ですが、レーシックよりもフラップが薄く作れるため、角膜の厚みが足りなかったり、矯正度数が大きすぎてレーシック不適応とされた方も受けられます。 角膜の上皮細胞は2週間で新しく生まれ変わるため、エピレーシックはフラップ自体の回復力が高く、いずれはフラップが消えてしまいます。格闘技など激しいスポーツでも大丈夫なほど、衝撃にも強いです。
4 ウェーブフロントレーシック
実際に人の眼球は立体的には形状が様々で、眼球の屈折状態だけでは見つからない微妙な個体差をカバーするのがウェーブフロントレーシックの特徴です。
個体差による細かな焦点のズレを検出・解析した後、レーシックやエピレーシックなどで矯正するものですが、従来のレーシックに比べ、光のにじみを抑えるだけではなく、視力の質も高まりました。
レーシック手術すべてに関するメリット・デメリット
レーシック手術は、どの手術でも様々なメリット・デメリットがあるのは、いたし方のないことです。このうち、メリットについては、それぞれの手術にいえることですが、「安全性が高い」ということです。
ただし、レーシックは、角膜が温存されるから、「安全」であり、
イントラレーシックでは、使用される機械や装置に安全装置が内臓され、コンピュータの誤射防止装置も内蔵されているからです。
次に上げるメリットは、「痛みがほとんど無い」という点です。点眼麻酔をしっかり行ないますので、痛みはほとんど感じないで済むのです。
続いて、デメリットを考えてみましょう。
レーシックの手術では、角膜を削除したり、レーザー照射したり、それを元に戻すなどの作業を行ないますので、それに伴って、人によっては多少のリスクが伴います。一時的にですが、合併症を引き起こしたり、専門医による治療を要することもないとは言えません。ですが、何よりも失明の心配がありませんので、ご安心ください。
では、デメリットとして考えられる症状を上げておきます。
・ドライアイ
・眼に異物感を感じる
・白目が充血する
・涙目になる
・矯正しすぎて遠視気味になっている
・逆に矯正が弱く近視が残っている
・角膜に感染症が起こる
など、いずれも早期発見・早期治療が大事です。レーシックの手術を受けた後には必ず定期検診を受けるようにしましょう。
また、レーシックでは、レーザーで角膜を削ってありますので、一度削った角膜を元に戻す事ができないことを忘れてはなりません。
慎重に検討し、適切な病院できちんとした検査を受けてから、レーシック手術を受けるかどうか決めなければなりません。
では、最後に、細部に渡る特徴を挙げておきます。
・作成工程の違いから生じる状況は
レーシックの場合のフラップはフラップ面 にスジが入り、効果が低下しがちです。また、エッジ部分も斜めですので、術後のズレやシワの原因になりやすいです。
フラップ作成のための眼球専用のカンナを使用し、フラップを作成しますので、切開面が不均一になりやすいからです。
一方、 コンピュータ制御でフラップを作成するイントラレーシックは、角膜を傷つけずに、正確にしかも安全にフラップ作成ができます。レーザーによりフラップの厚さを均一にでき、フラップ面 も滑らかにすることができますので、良い結果を生み出せるのです。
・フラップの性質の違いは
この切開面が不均一の場合、レーザーが均等に照射されないために、乱視になりやすく、他にも、フラップの状態が不完全であったり、薄くなっていたり、小さくなっているなど、起こりうることです。
ところが、イントラレーシックの場合は、切開面が滑らかで、エッジ部分も直角ですので、フラップのズレやシワの心配は術後にもありません。
・フラップの強度は
レーシックでのフラップはフラップの厚さが不均一ですので、弱くなります。
イントラレーシックの場合は、フラップの厚さが均一ですので、強度が保たれます。
・感染症の発生率は
感染症は設備、経験によって未然に防ぐことができる場合がほとんどです。感染症を防ぐためにはどの手術であれ、重要なポイントですので、医院選びは慎重になさってください。
・ドライアイ発生率は
レーシックのフラップ作成は金属刃を用いますので、角膜への負担が大きく、術後のドライアイ発生率もイントラレーシックより高いです。
ドライアイは時間の経過とともに改善するのが一般的ですが、この違いは前もって、把握しておきましょう。
・ハロ発生率は
レーシックでは、フラップの切開面が歪みやすいので、光がにじんで見えてしまう場合があります。
イントラレーシックでは術後、視界精度が格段に高まり、ハロ現象がかなり減ったといわれています。
・術後の平均視力として
レーシックはイントラレーシックに比べ回復率に限界があります。
たとえば、レーシックの術後の92.5%の方が、裸眼で1.0以上の視力に回復しましたが、0.5程度までしか回復しない方もおられますのが実情です。
ところが、イントラレーシックの術後の方は、平均で1.61にまで、視力が回復しました。
・術後視力の推移は
特にイントラレーシックの方が、手術後すぐに高い効果が現れます。裸眼で92.5%の人が1.0以上になります。
レーシックの場合でも80%の人が翌日には、1.0の視力に回復します。両者とも、視力は日を追うごとに良くなります。
・強度近視に対しては
レーシックでは、最強度近視の治療はできませんし、強度近視(-6.00~10.0ディオプター)の場合でも矯正できない場合もあります。
一方、イントラレーシックでは、強度近視の回復率も高まり、最強度近視の治療も行いまずが、角膜の状態によっては不可能の場合もあります。
・再手術率は
レーシック手術後にすべての人がご自分で満足できる視力まで回復するかというと、断言はできないのが実情です。
その場合、再手術により再び視力矯正を行うことができます。しかし、それも個人差がありますので、再手術に適応しているかどうかは事前に眼科医へ確認する必要がありますね。
希望の視力にならないのは、近視の戻りと言って、一般的には手術後3ヶ月程度で視力が安定するはずですが、その際に視力がもとに戻ってしまう場合があるからです。
再手術率はレーシック手術で、5~10%、イントラレーシックで0.03%といわれていますが、確かではありません。手術方法や機材、医者の腕が関係しているため、公表されない場合が多いからです。
・手術不適応な目と体の状態は
レーシック手術は誰でも受けられると言うものではありません。事前に適応検査を行いますが、 身体が健康で、眼の病気をもっていないことが必要です。
いわゆる、緑内障、白内障、視神経障害がある、重篤な糖尿病・膠原病など、 個人の健康状態によりますが、
以下の項目に該当する方は、レーシック手術を受けることができません。
18歳未満の方、妊娠中、授乳中の方、角膜が極度に薄い方、角膜に疾患や異常がある方、眼の病気がある方、全身性血管炎、糖尿病、膠原病、重症アトピーなどの方 、
円錐角膜、アレルギー性結膜炎、強度のドライアイの方、近視・乱視があまりにも強い方、その他、医師が不適切と判断した方など、様々です。
あなたがレーシック手術を受けられるかどうか、実際にクリニックでの検査とカウンセリングを受けてみれば、すぐ分かります。まずはそこから始めましょう。